オペナース1年目の方は初めまして、いもてぃです。私は、オペ室で10年以上働いているオペ室人間です。これから、オペ室に配属されてまず、何をすればいいかを説明していきたいと思います。
手術室看護師は、患者の手術をサポートする非常に重要な役割を担っています。
特に、1年目の看護師は、この環境に慣れるために多くのことを学ぶ必要があります。
本記事では、手術室看護師1年目がまずやるべきこと6選を紹介します。
1.清潔、不潔を理解すること
手術室での感染症予防は、患者の安全につながる非常に重要な役割を果たしています。手術室看護師にとっては、清潔と不潔の理解は、感染症予防のために欠かせないスキルと言えます。
まず、手術室内で使用する器械について、清潔を保つことが必要です。手術室で使用される器材や器械は、手術するに当たって欠かせないものです。滅菌した器械を清潔な状態で保つことが求められます。
1年目の手術室看護師は、器械の取り扱い方法を学び、清潔な環境を維持することが必要です。
さらに、清潔な環境維持のための方法も学ぶことも重要です。自らを清潔にし、保つために手洗いや消毒の方法、滅菌ガウン・滅菌手袋の着用方法、滅菌物の管理方法などがあります。これらのルールやマニュアルを守ることで、感染症予防につながる清潔な環境を維持することができます。
手術室看護師にとって、清潔と不潔の理解は、患者さんの安全に直結する重要なスキルです。このスキルなしでは、勤務できないといっても過言ではないでしょう。1年目の手術室看護師は、手術室内での清潔な環境維持のために、ルールやマニュアルを学び、実践することが必要です。
2.手術室内の器材や機器について学ぶこと
手術室で使用される器械や機器は、数多くの種類があります。そのため、1年目の手術室看護師は、器械や機器の名前や特徴、使用法について、十分な知識を身につける必要があります。
例えば、手術器械や麻酔器、輸液ポンプ、心電図モニター、電気メスなどがあります。これらの器械や機器は、患者のバイタルサイン観察やに麻酔の維持、手術に欠かせないものであり、正しい使用方法を習得することは非常に重要です。各科で使用する器械も異なり、術式や患者に使用するインプラントによっても器械が違うため、覚える器械はたくさんあります。
また、手術室で使用される器械や機器は、常に進化し続けており、最新の情報を常に得ることも大切です。さらに、手術室内での器械や機器の使用には、リスクが伴うこともあります。そのため、安全に使用するための手順についても学び、十分な理解を深める必要があります。
以上のように、1年目の看護師は、手術室内で使用される器械や機器について、専門的な知識を習得し、安全かつ適切に使用することが求められます。
3.患者さんの観察について学ぶこと
手術室においては、患者の状態を正確に把握することが必要です。1年目の看護師は、患者の観察方法を熟知し、慣れることが必要です。例えば、患者のバイタルサインを定期的に観察し、異常を素早く察知することが求められます。また、麻酔によって意識がない患者の症状や状態を観察し、変化があれば適切に対処することが必要です。
患者が安心して手術を受けられるように、手術室看護師は丁寧な対応が求められます。例えば、患者との会話を通じて、痛みや不安などをしっかりと把握し、適切なフォローアップを行うことが大切です。また、手術前には患者への術前説明が必要であり、手術室看護師はその役割を担います。そのためには、手術に関する知識や技術だけでなく、コミュニケーションスキルが重要となります。
さらに、病棟看護師の手術後のケアにつなげるためにも手術室看護師の重要な役割があります。手術後には、患者の状態が安定するまで、様々な症状に対処する必要があります。例えば、痛みのコントロールや、手術部位の管理など、手術後の患者を安全かつ安楽にケアを行えるようにするために手術中の出来事や手術直後の患者の訴えなど病棟への申し送りの正確さが求められます。
以上のように、患者の観察には様々な要素が含まれます。看護師は、これらの要素を熟知し、患者の状態を正確に把握することが必要です。
4.チーム医療について学ぶこと
手術室での医療は、医師、看護師、麻酔科医、臨床工学技師など、多数の職種が協力して行われます。
このような場面では、各職種が自分の役割を正確に理解することが不可欠です。手術室看護師は、他の職種がどのような役割を担っているのかを知ることで、全体像を把握することができます。また、業務フローを学び、自分たちの仕事をスムーズに進めることができます。
さらに、チーム医療には、患者の治療を最適化するために、コミュニケーションや協力が必要です。
手術室看護師が自分の役割を理解し、他の職種と協力することで、チーム医療に貢献することができます。
最近の研究によると、チーム医療は医療の品質を向上させる上で非常に重要であることが分かっています。特に手術室では、多くの職種が密接に関わっており、一人のミスが大きな影響を与える可能性があります。そのため、各職種がチーム医療に貢献することが求められます。手術室看護師は、患者の状態を正確に把握し、医師に伝えることで、手術の成功に大きく貢献することができます。さらに、手術中のトラブルが発生した場合には、手術室看護師が的確に情報を伝え、チーム全体で問題を解決することが求められます。
つまり、1年目の手術室看護師がチーム医療に貢献することは非常に重要であり、自分の役割だけでなく、他の職種との協力にも積極的に取り組むことが大切です。多くの病院では、チーム医療についての研修やミーティングが行われており、手術室看護師はこうした場で自分のスキルアップに取り組むことができます。また、チーム医療に慣れるためには、実際の手術に参加することが重要です。手術中に、他の職種とのコミュニケーションや協力について学ぶことができます。1年目の手術室看護師は、このような機会を積極的に利用し、チーム医療に貢献することが求められます。
5.トラブルシューティングについて学ぶこと
手術室看護師は、手術中に予期せぬトラブルに遭遇することがあります。例えば、手術器具が壊れたり、機器の誤作動、患者の状態が急変したりすることが考えられます。そんな時、手術室看護師は冷静に対応することが求められます。トラブルを解決するために、トラブルシューティングを行います。トラブルシューティングには、問題を特定し、原因を分析し、解決策を見つけ出すプロセスが含まれます。また、トラブルシューティングには、コミュニケーション能力やチームワークが欠かせません。手術室看護師は、他のスタッフと協力して、患者の安全を確保するために最善の解決策を見つけ出す必要があります。
6.コミュニケーション能力を高める
手術室では、医師や先輩の手術室看護師、麻酔科医など、多くの職種が関わります。1年目の手術室看護師にとっては、慣れない職場でのコミュニケーションが課題となることもあります。しかし、手術室では、円滑な業務遂行のために、スムーズなコミュニケーションが欠かせません。そのためには、自分の意見を遠慮せずに伝えることや、聞き上手になることが大切です。また、失敗が起こった場合には、素直に報告することが大切です。
まとめ
手術室看護師1年目がまずやるべきことについて、6つ紹介しました。1年目は、手術室での業務に慣れるために様々なことを学び、実践することが必要です。これらの取り組みを通じて、より良い手術室看護師として成長していってほしいと思います。
これから覚えることもたくさんあって大変かと思いますが、1歩ずつ頑張っていきましょう。
応援してます!
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