手術室勤務になって1か月が経ちますが、皆さん疲れが目立ってきてないですか?
初めは、憧れの看護師になり、初の社会人としてワクワクとした気持ちで入職したことでしょう。
手術室勤務になって1か月が経とうとしている今、いろんな初めてをこなしているうちに知識・技術
そして気持ちが追い付いてないのではないでしょうか?
私は、1年目に外科病棟で勤務した後、2年目に急に手術室へ異動となり、「うそだろー!」っと
思いながら手術室へ行きました。最初の1か月は、右も左も分からないところへ行かされ、覚えることだらけで大変だと思っていました。
私のように手術室で働くことになり、新人さんがこれから手術室看護師として続けていけるようにサポートできたらいいなと思っています。
ツラいことあるある
- え?!私手術室を希望してなかったのに
- 学生のときに手術室のことなんて教えられてない
- ペアン?コッヘル?こんなに器械覚えられない
- 1日中たちっぱなしなの?
- 清潔・不潔がわかりにくい
- いろんな科ごと、医師ごとに覚えることが違う
- 先輩看護師、医師が怖い
- そもそもわからないことがわからない
え?!私手術室を希望してなかったのに
そもそも手術室希望してなかったのに!と思いながら働き始めた人もいるのではないでしょうか?
私もその1人です。
配属病棟を面接のときに質問されて、外科や小児科などはよく希望がしたりはあるものの、よく分からないひとは希望すらしなかったりする人もいるでしょう。
うそ?!オペ室なの…
学生のときに手術室のことなんて教えられていない
手術室看護って、実はなんだかんだ成人看護の通過点でしかない感じですよね。
学校によっては、手術室実習さえないところもあるようです。
教科書には、器械出し看護師・外回り看護師の役割くらいしか記載してないし…
だから、手術室に配属されたときは、ほぼ知識・技術はゼロ状態。
右も左も分かりません。
ペアン?コッヘル?こんなに器械覚えられない
まず、はじめに器械出しを教えられることが多いと思います。
「なに!この器械の数!覚えられるわけないじゃん。」ってくらい多すぎ。
ペアン?コッヘル?どっち?ってなってしまいますよね。
1日中たちっぱなしなの?
勤務時間は、1日8時間ほど、そのほとんどが立ち仕事です。
看護師の仕事は、立ち仕事だからしょうがないのですが、手術室の場合、
とくに器械出し看護師は、滅菌ガウンをきて、清潔になるため、座ることはほぼできない状態。
長い手術だと8時間(休憩はあると思いますが)立ちっぱなしで器械を渡さなければいけない時もあります。
仕事終わったら、足パンパンです。
清潔・不潔がわかりにくい
手術室看護で基本中の基本、1番大事になってくることが「清潔・不潔」です。
言葉では、わかると思いますが、見た目でこれが清潔、これは不潔と見分けることは
初めのうちは非常に分かりにくいと思います。
どこにも、書いてありませんからね。
清潔なもの・場所を不潔にしたときには、先輩の表情がヤバそうでみれない…
いろんな科ごと・医師ごとに覚えることが違う
病棟勤務と違って様々な科の手術受ける患者を受け持つことになります。
しかし、科別に器械が違っていたり、その科独自の器械があったり、ましてや同じ科で同じ手術なのに執刀する先生でやり方や使う器械が違うことも。
先輩看護師、医師が怖い
これは、病棟でも同じことかもしれませんが、手術室では皆、人が変わったかのように
怖くなるんですよね。
たしかに、ミスは患者さんの命に直結するため、重い責任がのしかかってきます。
厳しい指導も仕方ないのかもしれませんが、正直怒られると気持ちが落ち込んでしまいますよね。
そもそも分からないことが分からない?
よく先輩看護師から、「わからないことあったら聞いてね。」って言われることがあると思います。
何もかも初めてなのでそもそも分からないことだらけなため、 何がわからないのかもさえ分からないので質問することがストレスになります。
えーっと、ん~?なにを聞けば…
仕事がツラい時の対処法
- 同期と会話をする
- オンとオフを切り替える
- プライベートでは、しっかり遊ぶ
- 寝る時間を確保する
- ひとつひとつできるようになろう!
同期と会話をする
悩みや先輩看護師に聞けなかったこと、分からないことなど
そのままにして1人で抱え込んでませんか?
そんなとき、なかなか先輩看護師にすぐに相談できなかったりしますよね。
そんなときは、同期とコミュニケーションをとることも大事です。
同じ悩みを持っていたり、自分には教えてもらっていないことを知っていたりするので、
一緒に悩みを共感しあったり、お互いの情報を共有しあったりできますよ。
一緒にがんばろうと励ましあって乗り切っていこう。
オンとオフを切り替える
とよく言われますが、どうしても家でも仕事のことを考えてしまいがちで、
休んだ気がしないことが、多々あると思います。
どうやって、オン・オフを切り替えるか、
まずは、オペ着を「着たらオン」、「脱いだらオフ」 これを意識しましょう。
オぺ着は、手術室看護師の魅力の1つでもあります。これに憧れを持つ人もいるでしょう。
そのオペ着を着たら、さぁ頑張るぞ!と気合をいれて、脱いだら帰るぞぉ!っと気を抜きましょう。
仕事のオン・オフを切り替えて働こう!
プライベートでは、しっかり遊ぶ
手術室看護師は、とてもストレスフルな仕事です。
なかなか気を抜くことができないため、緊張で体はバキバキになってしまうことでしょう。
そのため、休みの日は、仕事のことを忘れるくらい遊ぶこと。
美味しいものを食べたりやエステで体を癒したり、音楽や映画、アロマやお香を焚いたりするのもいいでしょう。
次の休みに何かしらやりたいこと決めて、そこを目標に仕事をするのも1つの方法かもしれません。
抜くときは抜く!しっかりと休みを満喫して♪
寝る時間を確保する
新人の間は、覚えることだらけで家に帰ってからも振り返りや事前学習することが多いです。
頑張って学習することは、とても大切なことですが、睡眠時間を削ってはいけません。
〇時までには寝ることを目標に決めて、時間を逆算してじゃあ〇時には夕食、お風呂、学習と
考えて行動しましょう。
時間を考えて行動することは、仕事でも使えるスキルです。
ひとつひとつできるようになろう!
手術室看護は、覚えることがいっぱいです。
「早く動けるようになりたい」、「先輩みたいになりたい」と思う気持ちは分かります。
しかし、焦ってもすぐには上達はしません、正直なところ慣れるまでけっこう時間がかかります。
手洗いや滅菌ガウンの着用、針糸のつけ方、回し糸の作り方など1つ1つ確実に身に着けていきましょう。
基本をしっかりできるのも1年目の強みです。2年目になると後輩が来るため、できて当たり前かのように周りの見る目が変わります。
1つ1つ知識・技術を身に着けていくこと2年目、3年目が劇的に自分の能力が上がっていきます。
諦めずにコツコツと!
まとめ
手術室看護師1年目は、覚えることもたくさんあったり、先輩看護師とのコミュニケーションなど
ストレスがかかることがたくさんあると思います。
時には、私なんでこんなことしてるのだろうと感じてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、ふと立ち止まって変えてみてください。
目の前の手術を受ける患者さんを助けるために私たちは学習し、技術を身に着けて働いています。
そんな一生懸命がんばっているあなたを私は、とてもかっこいいと思っていますよ!
応援してます!一緒に手術室看護を頑張りましょう!